第四回 お盆

仏教の「孟蘭盆会」を略した言葉です。
釈迦の弟子の目連が餓鬼道に堕ち苦しむ母を救うために釈迦に教えを請い、その教えに従い7月15日に手厚く供養し母を救ったという故事が起源と言われています。


飾り付けやお供えの意味について

[軒ちょうちん]
先祖の霊が迷わず帰ってくることを願って軒先に提灯をつるします。

[真菰(まこも)]
水辺に自生するイネ科の植物。釈迦はこれで編んだむしろに病人を寝かせて病気を治したという言い伝えから、盆棚(精霊棚)の敷物として使われています。

[ほおずき]
6・7月 花を咲かせた後、オレンジ色の実を付けます。赤い袋を炎に見立て「燈籠草」とも呼ばれています。盆花の一つとして飾られます。

[蓮の花・葉・実]
蓮は浄土に咲く花、または仏を象徴する花。
蓮の花・葉・実を盆棚に飾ったり、その形をしたお供物の「打菓子」などをお供えします。

[お迎え団子・お送り団子]
先祖の霊をお迎えする為、お迎え盆には「お供え団子」、送り盆には「お送り団子」をお供えします。

[おはぎ]
あずきには厄除けや悪魔祓いの意味があるところから、お盆にはかかせない和菓子です。お供え物として、精進料理の一つとしてお盆中に食します。

[きゅうりの馬・茄子の牛]
先祖の霊が「きゅうりの馬」に乗り「茄子の牛」に荷物をのせてくるという言い伝えにより、麻幹などで足を作りきゅうりの馬と茄子の牛を作ります。
また、来る時は馬に乗って早く来ていただき、帰りは牛に乗りゆっくり帰っていただくという説もあります。

※ 上記内容には諸説あり、地域や家の風習により異なります。
第一回 
端午の節句の歴史


日本の端午(たんご)の節句は、奈良時代から…

第二回 
和菓子の日について


日本の端午(たんご)の節句は…

第三回
夏越の大祓


実は和菓子の日という日があります。…

第四回
お盆


仏教の「孟蘭盆会」を略した言葉です。…

第五回
2月3日の節分


春夏秋冬の季節の分かれ目を示す言葉で…

第六回
初午(はつうま)


2月最初の午の日を「初午(はつうま)」…

春日部市粕壁東1-2-5ブロンズ通り
営業時間 9:30~19:00
TEL  048-752-2147
FAX  048-752-2381